No.134 ねこばすレポ BFGoodrichマッドテレーンタイヤ

BFGoodrichマッドテレーンタイヤのモデルチェンジにより、新規に255/70サイズが発売されたことを受けて、ねこばす号への装着にチャレンジしました。

オリジナルの65サイズに比して約2センチ外径が拡大しておりますが、運転感覚は然程変化ありません。タイヤの形状と扁平率の関係で、幅は同じ255ながらスリムに見えます。

マッドテレーンを含む、いわゆる「LTタイヤ」に対しては、まずロードノイズを心配される向きが多いかと存じますが、当初想像したほど響いてきません。赤信号のためにアクセルから足を離して惰性で停止位置まで転がっているような場合に、少々煩いかな、という程度です。スピードが出ているときは、MLお約束のボディーの軋み音や風切り音の方が煩く(爆)、ロードノイズは気になりません。
泥濘地走行時の「排土性」を第一に考えたブロックパターンを採用しながらも、転がり方向の連続性がある程度確保されているのが効いているのでしょう。振動も、一般道を走っている限りではほとんど感じません。新設高速道の直線をオーバー100マイルで飛ばせば差が出るかもしれませんが。。。。。。

一方で気になるのが、轍掘れの酷い荒れた路面でレーンチェンジをする場合です。ハンドルを取られて元のレーンに引き戻されるような感覚があります。これはマッドテレーンタイヤの特性なのでしょう。悪路走行時、崖崩れや落橋でも無い限り轍掘れに沿って走っていれば谷底へ転落する危険は無い訳で、逆に轍掘れから脱する場合はステアリングに対し明確に舵角を与えるよう、ドライバーに求めているのだと解釈します。
オールシーズンタイヤ(オリジナルのダンロップではなくミシュラン)で泥濘地に入った経験では、排土性が悪いため殆どスリックタイヤのようになってしまい、横滑りして深い轍掘れもあっさり乗り越えてコースアウトしかけ、ヒヤリとしました。この辺がどう違うのか、試し甲斐のあるところです。

外観的には、やはりウォールのホワイトレターでしょう。正直、これを期待して買ったのではないのですが、それでもやはり格好のいいものです。ホワイトレターを選択理由の一番にいれるのであれば、マッドではなくオールテラインのタイプがありますので、そちらをお勧めします。価格的にもそちらの方が小慣れているようです。